2021年9月17日金曜日

教育と共育

大手事務機メーカの元副社長のE氏にセミナーの講師をお願いに行った時、その背景を説明した際に、「私は教育とは『共育』と考えていて、人に教えるのではなく共に育つという事であればお引き受けする」と言われ、目から鱗であった。

カメラを失くした!

旅行、とりわけ海外旅行などで高価なカメラを失くしたなどがあった場合、カメラ本体と撮った写真とどちらのショックが大きいだろうか?。カメラが100万だったとしても、撮った写真はその何倍もの価値があり、2度と同じ写真は撮れないのである。この事はITシステムにおいて、アプリケーションとデータの関係に良く似ている。その割にはデータを起点としたシステム検討や設計をしてきただろうか?。これからのDX化対応のシステムを構築していくためにもデータを重要視した検討や設計がますます求められる。

地上戦、空中戦、そしてサイバー戦

 カップヌードルの50周年に関するTV番組で、日清食品の安藤社長が販売の戦の場には「地上戦」「空中戦」、そして「サイバー戦」の三つの場があると言っていた。地上戦とはこれまでの販売店舗の場、空中戦とは既存メディアを使用した広告・宣伝の場、そして今大事なのはSNSなどを活用した販売促進の場との事。しかし最も大事な事は、この3つの場をしっかり結び付けて利用する事だそうだ。

2020年11月25日水曜日

コロナ禍によって「グレートリセット」か!

 

コロナ禍の真っただ中、GOTOトラベルがどうだ、その責任は国だ、首長だ、PCR検査がまだまだ少ないなどなど、諸々の課題が表面化している。その中でもわが国のデジタル化の遅れが際立ち、一気にデジタル庁創設となったがDX化とは単なるIT化の事ではない。行政の2万近い押印箇所が不要になるとか、それに伴い山梨県を中心とした印鑑産業は大きな影響を受ける。DX化によるイノベーションとはこれまでの利権が大きく変化する。利権構造が変わらないものはイノベーションではないとも言える。
 中国の情報通信活用が紹介される度に、「持たざる者の強み」というこの言葉を思い出す。日本の戦後復興は奇跡的と称賛された時期もあった。「持ったものの弱み」が正に教科書通りに露呈されてしまったが、「グレートリセットしてコロナ禍の戦後復興」を行う良い機会と捉える必要がありそうだ。

大谷翔平に学ぶ!?

 両利きの経営などが話題になっており、この場合の両利き「深堀り」(Exporation)と「探索」(Exploitation)であるが、野球の世界ではメジャーの大谷翔平である。

ピッチャを守り、打撃を攻めとすればこの「攻め」と「守り」の両刀使いが経営に求められているという事だろう。しかし、この事は簡単な事ではなさそうだ。彼も怪我などで苦しみながら2刀流を目指しているが、どちらかに専念すべきというOBもいる。経営はそうはいかない。歯を食いしばって両刀の使い手になった者が生き残れそうだ。

2020年7月10日金曜日

TV広告とオンラインライブ

コロナ禍の中、エンタメ関係者は次々とオンラインライブを行っている。この事は彼らの生活のための自然の流れであり、「新たな日常」の一つの形である。その効果に気づいた演技側、参加者側ともこれまでのオフラインライブとオンラインライブのハイブリット型となり使い分けになっていくだろう。特にチケットを取るのが大変だったライブがオンラインライブに参加が出来るとなると、オンラインライブに流れる人も増えるだろう。そうなるとますますTV離れが進み、TV広告の関連企業にとってこのオンラインライブは、一種のディスラプター出現とも言えそうだ。

2020年6月26日金曜日

オンラインライブの驚異

「・・・無観客にも関わらず「敢えて」横浜アリーナを「わざわざ」貸し切った。そこから会場のレンタル料や総勢約400人近くにも及ぶキャスト及びスタッフの雇用が生み出されている。そしてこのライブの収益の一部は、前述の“アミューズ募金”を通じ、新型コロナウイルス感染症の治療や研究開発にあたる医療機関へ寄付される。・・・」は、6月25日に行われたサザンの横浜アリーナで行われた無観客ライブに関する記事である。
ニュースなどによれば、当日の視聴者は50万人以上と言われていたが、当日の視聴料金は¥3,600である。すると興行収入は何と18億円という事になる。この収入だけ見るとむしろオンラインライブの方が大きのではないだろうか!。これが新たなビジネスモデルの驚異・脅威である。