2019年5月30日木曜日

アイスブレーク その1






カップ(ガラスのコップ、紙コップ、マグカップなどなど)の使い方をたくさん出してください。
1)一人だけで考えてみる
2)複数人でワイガヤで考えてみる。
  (3セズのルールを守って!)
★どちらが量が多くでましたか?
★ユニークな使い道はどのようなものがありましたか?

”3セズ!”が大事!

我々の提供する方法論は、既存の手法をたくさん応用しています。
一番多様されるのはブレーンストーミング(BS法)と親和図法(いわゆるKJ法)です。
別にこのワークショップでなくても、この2方法はいろいろな場面で意識なく使っているかと思います。

しかし、ワークショップを重ねる事に分かってきたことは、BS法で最も大事な事を守っていないという事です。(実は私もそうだったのかも知れません)

ブレインストーミングの4原則

1.判断・結論を出さない(結論厳禁)
自由なアイデア抽出を制限するような、批判を含む判断・結論は慎む。判断・結論は、ブレインストーミングの次の段階にゆずる。ただし可能性を広く抽出するための質問や意見ならば、その場で自由にぶつけ合う。たとえば「予算が足りない」と否定するのはこの段階では正しくないが、「予算が足りないがどう対応するのか」と可能性を広げる発言は歓迎される。
2.粗野な考えを歓迎する(自由奔放)
誰もが思いつきそうなアイデアよりも、奇抜な考え方やユニークで斬新なアイデアを重視する。新規性のある発明はたいてい最初は笑いものにされる事が多く、そういった提案こそを重視すること。
3.量を重視する(質より量)
様々な角度から、多くのアイデアを出す。一般的な考え方・アイデアはもちろん、一般的でなく新規性のある考え方・アイデアまであらゆる提案を歓迎する。
4.アイディアを結合し発展させる(結合改善)
別々のアイデアをくっつけたり一部を変化させたりすることで、新たなアイデアを生み出していく。他人の意見に便乗することが推奨される。

(ウィキペディアより引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0
そしてこの4原則を守る上で最も大事な事とは”3せず!”ルールです。3せずとは
   ①批判セズ
   ②議論セズ
   ③説明セズ
です。
この事は口酸っぱく言うようにしています。何故この事が難しいのですかね?。先のプライドなのかも知れませんね。
(金 修)


自尊心や虚栄心

ワークショップではその開始時や、アイディア出しの最初にアイスブレークを良くやりますね。これは必要なのでしょうか?

日本人はシャイと言われますが、アイスブレークなる言葉は英語ですから、向こうの人達もアイディア出しなどの時には少しシャイになるのではないでしょうか!

シャイになるの理由の一つが、”自尊心”や”虚栄心”ではないかと思うようになりました。いわゆる”俺にもプライドがある!”ということですね。

このプライドを傷つけないように、活発な意見だしをしてもらう準備体操がアイスブレークなのでしょう。

このワークショップでは講師陣がそれぞれのアイスブレークをテーマに応じて考えてきますが、そのテーマは何故か?を後から考えると見事なものがたくさんあります。

このブログで時々紹介していきます。(金 修)

忖度と”Stay Foolish!"

ワークショップでは皆さんに”忖度無用”と口酸っぱく言っています。

日本人はシャイと言われますが、むしろ同じ会社の方が参加者同士が気を遣う度合いが強いのではないでしょうか?。

気遣いは決して悪い事ではありませんが、時と場合、アイディア出しには百害あって一利無しです。

平成30年には”忖度”なる言葉が毎日のように報道されました。BCLで皆さんとワークショップを行っていると、メンバーへの”忖度”が感じられる場面が多くあります。忖度がはじまるとアイディア出しの件数が減ってしまいます。アイディア出しの連鎖がストップしてしまいます。

先のブログで、ステーブジョブスの”Stay Foolish!”を紹介しましたが、これと”忖度”は反意語ではないでしょうか?。でも忖度する人がクレバーであると必ずしも思えませんね!(金 修)

2019年5月29日水曜日

Digital Design Camp

DX対応の考え方やスキルを身に着ける方法論をマスターしてもらいます。
Camp(キャンプ)としたのは、いわゆる”道場”という想いです。

”忖度”という言葉が流行ました。アイディア出しに忖度は200%害になります。アイデア出しに男女、出身、学歴、肩書などなど参加者の表札には全く関係がありません。

これまでのIT開発での論理的思考の場合は、誤解を恐れずに言えば「正解は一つ」です。センター試験みたいなものですかね。

アイデアに正解はありません。良く言われることですがアイディアは質より量です。人の言ったアイディアや言葉で、次のアイディアが発想されます。従って自分と異なったプロパティ(属性)をもった人達とその場を囲んだ方が良いのです。

「こんなこと言ったら馬鹿にされるかな!」が最も悪い自制心です。思い付きの交換なのです。自分の思い付きは周りのアイディア出しに有効に働くのです。ステーブジョブスの有名な「Stay Foolish!」ですよ!。
https://youtu.be/XQB3H6I8t_4?t=12

以上のようなことは、既存の特に大手企業は苦手です。

Digital Design Campは既存企業の文化の中で、論理的思考で仕事をしてきた人達同士で、忖度なしの思い付きを訓練してもらう道場です。

この論理的思考が出来る人達が創造的思考のコツを覚えてもらえば最強です。 (金 修)

BCL:Business Creation Lab.の紹介



事業背景と想い:
DX対応の出来る人材をたくさん輩出するお手伝いをします。
特にこれまで企業の情報システム構築に携わってきた人たちは論理的思考で仕事をしてきており、左脳を酷使してきています。酷使してきた結果何事も左脳で考える事が癖になってるのかな?。従って自他共に突拍子もないアイデア出しとなると苦手と言わざるを得ません。

 そこでDX対応が必至と言われる今は、この突拍子もないアイディアがデジタル技術によって実現できてしまう世の中となり、創造的思考が強く求められています。つまり右脳をより多く活用する必要が出てきました。右も左も自由に使えるスイッチイングバッターが求められだしたという事ですね。


 スイッチングバッターとなるには、それなりの練習方法が求められます。そこで、BCLはそのための方法論を駆使して、スイチングバッターをたいくさん輩出したいと考えています。(金 修)