2020年11月25日水曜日

コロナ禍によって「グレートリセット」か!

 

コロナ禍の真っただ中、GOTOトラベルがどうだ、その責任は国だ、首長だ、PCR検査がまだまだ少ないなどなど、諸々の課題が表面化している。その中でもわが国のデジタル化の遅れが際立ち、一気にデジタル庁創設となったがDX化とは単なるIT化の事ではない。行政の2万近い押印箇所が不要になるとか、それに伴い山梨県を中心とした印鑑産業は大きな影響を受ける。DX化によるイノベーションとはこれまでの利権が大きく変化する。利権構造が変わらないものはイノベーションではないとも言える。
 中国の情報通信活用が紹介される度に、「持たざる者の強み」というこの言葉を思い出す。日本の戦後復興は奇跡的と称賛された時期もあった。「持ったものの弱み」が正に教科書通りに露呈されてしまったが、「グレートリセットしてコロナ禍の戦後復興」を行う良い機会と捉える必要がありそうだ。

大谷翔平に学ぶ!?

 両利きの経営などが話題になっており、この場合の両利き「深堀り」(Exporation)と「探索」(Exploitation)であるが、野球の世界ではメジャーの大谷翔平である。

ピッチャを守り、打撃を攻めとすればこの「攻め」と「守り」の両刀使いが経営に求められているという事だろう。しかし、この事は簡単な事ではなさそうだ。彼も怪我などで苦しみながら2刀流を目指しているが、どちらかに専念すべきというOBもいる。経営はそうはいかない。歯を食いしばって両刀の使い手になった者が生き残れそうだ。